インプットとアウトプット その1


タイトルだけ見ると、ビジネス本や自己啓発本に書いてありそうなことですが…。
普段意識はしていませんが、人間、日常生活でインプット(入力)とアウトプット(出力)を繰り返しています。

ピアノの練習(レッスンも含む)に限っていえば、楽譜を読む・分析する・見る・覚える・理解するのがインプットで、実際に音に出すのがアウトプットかな(?)。
CDや人の演奏を聞くのも、作曲家や作品について書かれた本などを読むのもインプットですね。

新しい曲を始める時は、譜読みの段階では「インプット>アウトプット」ですが、練習を続けていくに連れて比重が変わり、仕上げの段階や発表会などの本番では「アウトプット>インプット」に変わっていきます。

ところが、アウトプットの方がはるかに難しい。
       ↑自己啓発本にもそう書いてありますw
インプットしたものが楽譜に書いてあることと違っていたら、当然アウトプットも違ってきますね。
残念ながらインプットが正しくても、アウトプットの時点で間違えることもしばしばです。
体がその通りに動いていなかったり、手が滑ったとか震えたとか具合が悪い等々「動かしたくても動けない状態」だったり。

また、自分では楽譜通りに弾いていたつもりでも、実は間違えて弾いていて他人に指摘されて気づいた…なんて事もありますね。

まぁ、それは練習して正しい方向に持って行くわけですが。
でも「正しい」って何ぞ???
音楽は機械操作ではないので、音やリズムが楽譜通りに合ってりゃいいってものではないですね。

何を以て正しいとするかは星の数ほどというか、弾く人の数ほどあります。
残念ながら算数の「1+1=2」のように、誰もが認める正解がないのです。
その人にとってどうやって弾くのが正解なのかを、練習して探していきます。

クラシック曲では、楽譜の指示にできるだけ近づけます。
今となっては、楽譜に書かれている事だけが作曲家の音楽。
CDとして売られている音楽や、コンサートなどで演奏される音楽は、演奏する人の感性や技術等が融合されたものです。

どう弾けばいいのかは、楽譜を読んで分析したり、作曲家や音楽について書かれた本などを読んでインプットした情報をもとに推測したり…そう、推測なんです。
作曲家がこの世の人ではないし、200年前ともなると録音も映像もないので、残された資料から推測するしかないのです。

残された資料とは、作曲家本人が住んでいた家だとか使っていた生活用品や楽器、直筆の手紙・楽譜・日記・絵等々。
また、それらを元にして書かれた本などです。

資料から推測・想像(?)した作曲家の世界観というか音楽観というかに、弾き手の感性や技術が加わわります。
今聞いているクラシック音楽は、それらが融合してできています。

融合させる事こそが、本当の意味でのアウトプットじゃないかなぁと思いますが…恥ずかしながらその事に気づいたのがつい最近おい!!
技術的な問題は、正しい練習を繰り返しやって解決させていきます。
…が、そこで終わっちゃっているカモあせる

長年のモヤモヤはコレかなぁううっ...

それじゃイカン。浅すぎます。何も身に付きません。
どうやってアウトプットすべきか、しようか、したいのか。
今更ですが今後の自分の練習や、生徒さんのレッスンでは、そこまで意識する事を心がけまする。

<続く>

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