ショパンコンクールが終わりました

ショパンコンクールが終わりました。
すでに結果は皆さんご存じかと思います。

最終日は小林愛実さんとヤクブ・クシュリックさんの二人を聞いて寝てしまいました。
このお二人は揃って4位でしたね。
寝た時点では、反田さんの演奏以上の演奏は想像がつかず、きっと反田さんが優勝すると思ったんだけどなぁ~!

結果は予定よりだいぶ遅れての発表となりました。
決勝まで残った日本人が二人とも入賞したのは、ものすごい快挙です。

優勝したブルース・リウさんの演奏は後で聞きました。
いや~、反田さんと両方優勝でも良かったかも。
全ての音がハッキリ聞こえるのにバランスは良く、特に高音が美しいと思いました。
これに順位をつけるのは審査員にとっても酷でしょうよ…と思うほどの演奏でした。
観客の熱狂度も、反田さんとどちらが上だったかな?ってぐらい。

ちなみにリウさんが弾いたピアノはファツィオリでしたが、ファツィオリでの優勝者は、コンクール史上で初めてです。
今回は、その事でも話題になりました。

ファツィオリは、イタリアのピアノメーカー。
新興も新興、まだ創業30年というピアノ屋さんとしては新しい会社です。
大きなコンクールで公式ピアノとして採用されるようになったのは、ここ10年ぐらいかな?
私が名前や評判を聞いたのも、たぶんその頃。

音は…実際に聞いた事はまだありませんが、映像で聞く限り、とにかく明るくてクリアです。
あんなに明るくて、オーケストラと合わせた時に音が浮かないの?と思いましたが、全然なじんでいました。

スタインウェイやヤマハやカワイ…以前からあるピアノの音色に慣れた耳には、とても斬新な響きに聞こえます。
これまでになかった音色です。いつか弾く機会があると良いな~!


…とまぁ、コンクールは終わりましたが、音楽鑑賞は今週もあります。
今週は、3次予選より厳選してお送りします。
年内の音楽鑑賞はショパンの作品を取り上げるつもりです。

お楽しみに♪