今日(9月16日)は敬老の日で祝日。本来なら休講(不定期・振替レッスン除く)なのですが、発表会直前につきレッスンをおこないました。当日まで2週間、あと2回のレッスンです。
昨日(9月15日・日曜日)は6人の生徒さんが集まって、連弾の合わせ練習をしました。6人がぐるぐる交代しながら1曲を弾きます。こういう変わった連弾はとても面白いです。私が子供の頃にもあれば良かったのに。
参加する生徒さんたちは、合わせ練習初日は緊張でうまく弾けないことが多いです。初対面の子もいるし。でも練習2回目ではだいぶ慣れてきて、連携もうまくできるようになってきました。そういう順応性の高さは大人よりも子供の方がずっと優れていますね。
ここでいう連携とは、おもに以下4点。
1.交代時の動く方向やタイミング
弾き終えて次の人と交代する時は、プリモは右に、セコンドは左に素早く避ける。
次の人は素早く入って準備する。弾き終えた人も次に弾く人も、遅れると曲が途切れる。準備の際は、今弾いている人の邪魔にならない場所で待つ。
2.プリモとセコンドで手が重なる(あるいはぶつかる)時
どちらかが鍵盤の前の方、少し高い位置で弾き、もう一方は鍵盤の端っこの方で少し低い位置で弾く。※下の写真参照。
どちらも指をバタバタ動かさないように、少ない動きで弾く。どちらが上・下になるかは予め決めてある。指づかいも気を付けないといけない。
3.譜めくり
譜めくりは手が空く人がおこなう。どちらも手が空いてない所は、次に弾くセコンド側がめくる。めくる時は素早く、今弾いている人の邪魔にならないようにする。
4.音量のバランスやリズム・テンポ感
一緒に弾いている人や自分の前に弾いている人の音量やテンポをよく聞き、それに合わせる。メロディパートは、伴奏より大きくしっかり弾かなければならない。伴奏パートは、メロディをかき消さない音量で弾く。同じメロディやリズムを一緒に弾く時は、ピッタリ合うように正確に。装飾音符も、みんなと同じ聞こえ方になるように(一人で弾いているかのように)弾く。
メンバーとパートは独断で私が選びました。レッスンでは私が相手方を弾いていますが、実際に当人たちで合わせてみないと分からないことだらけ。テンポやタッチ等々、全てが「6人6様」。色々とすり合わせをしていって、完成に持っていきます。
3人以上のアンサンブルって普段のレッスンではできないので、発表会の時だけのお楽しみ企画というかなんというか。私も普段グループレッスンはおこなっていないので、良い経験になります。それにこういう演目もあった方が、お客様も飽きずに楽しめると思います♪
子供発表会ではソロと連弾の両方を弾いていただきます。当教室にとって発表会はお祭り。連弾ぐらいは少々遊んでも良いよね〜ということで、お遊び企画として盛り込んでいます。
前回の発表会では私を入れて5人で弾きました。今回は私抜きで。当日うまくいってもいかなくても拍手喝采頂戴したく。合わせ練習はあと1回。みんな、がんばってね~!
もちろん、お遊びじゃない「ガチ連弾」もあります。こちらへ出るみんなも、がんばってね♪