先日、アレクサンダー・テクニークのレッスンへ行ってきました。アレクサンダー・テクニークについてはうまく説明できないので、興味のある方は調べてくださいな。
子供の頃から、漠然と身体がうまく使えていないなと思っていました。ピアノにしても変な弾き方をしている自覚はあって、直せればもうちょっと上手く弾けるのに…とずっと思っていました。
先生に尋ねようにも具体的にどう言えばいいか分からなかったし、尋ねられたとしても当時は指導方法がなかったか先生にも分からなかったかも。
中学生の時に歯を食いしばって弾いていることに気づいて、直してみました。そのうち直ったけれど、今度は首だったり肩だったりどこかしらがおかしい。試行錯誤してみたけれど解決方法が分からない(見つけられない)まま、年月が経ちました。
よくそれで大学に入れたな~。我が母校よ、入れてくれてありがとうございます!
子供の頃、よく間違える所は「毎日50回練習」などとよく言われたけれど、何も考えずに50回弾くだけでは「おかしな弾き方」をひたすら刷りこむだけでした。下手くそになる練習をしているようなものです。
練習してるのに下手になるとは如何に!?何のための練習でしょう?時間と労力のムダ。
それを大人になってから知った時は、驚きと同時に納得。だって、弾けるようにならなかったから。
今は「ちゃんとした弾き方で20回」のほうがはるかに良いと知っているので、ただただ50回弾くだけの愚かな練習はしません。
大学を卒業してだいぶ経ってから「アレクサンダーテクニーク」なる単語を耳にしました。
その時はなぜかすぐに忘れてしまいました。←愚か者め。
その頃からだと思いますが、演奏する人向けのボディマッピング・体の使い方・ヨガ・呼吸法などに関する本が続々と出ました…今も出ています。
いくつか買って読んでみましたが、解決には至らず。でもある日「アレクサンダー・テクニーク」について書かれた本と出会いました。巻末に先生のホームページURLが載っていて、見たらレッスン場所が意外と近い。お願いしようと思ったらなんと、まさかのコロナ禍!3年経ってようやく行けました。
…とまぁ、だいぶ時間がかかりましたが、ようやく「もうちょっと上手になれるかも知れない」と思える時がきました。私にとっては、アレクサンダー・テクニークが最良の解決方法でしょう。
何十年もかかって身についたおかしな弾き方を改めようと試みているのだけど、歳も歳なので今更もう直らないかもしれない。でも「もうちょっとうまく弾ける」が叶うかもしれない最後(?)で最高の機会だと思っています。
実際に初回のレッスンから効果はあって、「一生かかっても弾けない」と思っていた曲にも挑戦できるかも…と希望が湧いてきました。
それだけでなく、生徒さん方へのレッスンにも大いに役立っています。←思わぬ副産物
私が教わったことで生徒さんにも当てはまることは、レッスンで伝えていきますよ♪