発表会を終えて:「本番の舞台」で得る価値と、生徒たちの確かな成長

教室のイベント講師のひとりごと

先日、無事にピアノ発表会を開催することができました。 準備から当日まで、発表会の舞台を共に作ってくださった全ての方に心より感謝申し上げます。

特に昨年末のクリスマス・ミニコンサートに参加した生徒さん方にとっては、立て続けのイベント準備となりました。受験や仕事や家事など、様々なことを抱えつつも見事にやり遂げてくれました。本当にお疲れさまでした!

ご家族の皆さま、日頃のサポート、そして発表会へのご協力本当にありがとうございました。それからいつも運営を快く手伝ってくれた友人たち。毎回本当に助けられています。ありがとう!

さらに、発表会を盛り上げるべくゲスト出演を快諾してくださった女声合唱団「コール・アネモネ」の皆さま、ありがとうございました。出演を快諾してくださったばかりか、お祝いや差し入れもいただきました。
差し入れは、生徒さんへの記念品に加えさせていただきました。

合唱団員さんからいただいた差し入れ

発表会は教室最大のイベントですが、同時に、普段支えてくださっているご家族の皆さまへ「成果・成長をお見せする場」でもあると考えています。

最後のレッスンを超えた「変化」

今回特に驚かされたのは、生徒さんたちの表情と演奏です。 発表会前最後のレッスンから本番までのわずかな期間で、さらに一皮むけた姿を見せてくれました。
もっと言うと、当日のリハーサルでのわずかなアドバイスを、すぐさま本番の舞台で体現してみせた生徒さんもいました。この対応力・適応力には驚きを隠せませんでした。

ピアノは、自分の楽器をステージに持ち込むことができません。慣れないピアノの弾き心地・ホールの響き、そして何より「たった一度きり」という重圧。そんなステージという「極限の環境」に身を置きながらも、リハーサルでのアドバイスを瞬時に取り入れ、本番の演奏を塗り替えていく。これは並大抵の「対応力・適応力」ではありません。

これこそが、発表会に参加する最大の意味・価値だと再確認しました。 あらかじめ用意した正解をなぞるのではなく、その場、その瞬間の空気を感じ取り、柔軟に自分をアジャストさせていく力。

客席で見守っていたご家族のほとんどの方は、最後のレッスン~リハーサル~本番までのわずかな時間で、これほどまでの修正を成し遂げていたとは、きっとご存じないと思います。日常の練習風景からは想像もつかないような、土壇場での強さと柔軟な「新しい一面」。それは、ステージという魔法が引き出した、生徒さん自身の底力でした。

この「本番でしか引き出せない底力」を一度でも体験した人は、この先どんな予想外の場面に直面しても、きっと自分の力で道を切り拓いていけるはずです。

本番の演奏を終えて舞台袖に戻って来た生徒さんたちは、「やり切った感」や「緊張から解放された安堵感」など、様々な表情を見せてくれました。誇らしさに満ちた、とても良い表情でした。

ピアノという楽器が教える「対応力・適応力」という資産

ピアノは、他の楽器と違って自分の楽器を持ち運ぶことができません。 「自分のピアノ」を弾けるのは、家で練習する時だけ。それ以外はどんな状態であっても、そこにある楽器を弾くしかありません。そのためには、相応の対応力・適応力が求められます。

会場のコンディションも「一期一会」。 リハーサルと本番とでは劇的に変わることもあります。 こうした「コントロールできない環境」を受け入れ、その場でベストを尽くす経験は、単なる音楽技術を超えた、一生ものの「対応力・適応力」という資産になります(大げさ?)。

「体験」と「意味」と「価値」を共有する場所

今回は初の試みとして、二つのことをやってみました。

ひとつは、舞台装飾制作。今回の舞台(草加アコスホール)は横に長いので、スタンド花だけでは少々寂しいかな~と思い、考えてみました。私一人での制作は無理があったので、出演する全ての生徒さんにお手伝いをお願いしました。

終演後に写真を撮っていなかったことに気づいて、控室で慌てて撮りました。写真ではいかにも造花っぽいですが、舞台や客席で見た時は本物と遜色ないぐらいによく見えました。会場にお越しの方々から大変な好評をいただいています♪

もう一つは、裏方のお仕事を体験する機会をつくりました。以前からやってみたいと要望があったのを実現しました。今回はアナウンスと、ピアノ拭き(一人演奏するごとに、鍵盤を拭いています)を募集。3名の生徒さんが手を挙げてくれました。
出演者側と運営側、両方の視点から見た発表会はいかがでしたか?大変だったと思いますが、その労いに拍手を送ります。

単に完成されたステージを見る・出るだけでなく、自分たちの手で場を作るプロセスに参加していただく。この「体験」の共有こそが、今の時代の発表会の価値だと考えています。


今後の成長を楽しみに

発表会を終えて、今週のレッスンは休講です。今回のことを糧に、さらなる成長が楽しみです。縁あって当教室にご入会・通ってくださっているので、当教室だからこそできる経験や意味・価値は何かを考え続けて実行していきたいと思います。

これからも、単に「技術を教える」だけでなく、音楽を通じて「豊かな体験・経験・思い出」を届けていきます。ご支援よろしくお願いします。

また、残念ながら今回参加されなかった生徒さん方、次回のご参加をお待ちしております♪
きっと、おひとりで黙々と練習する以上の大きなものが手に入ると思いますよ!

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