先々週と先週のレッスンで音楽鑑賞をしました。テーマは“新しい?古い?”。
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鑑賞したのはモーツァルトの“新曲”「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク K648(Ganz kleine Nachtmusik)」。最近作曲された曲ではありませんよ、念のため。モーツァルトは大昔に亡くなっているから“古い曲”なのですが、最近発表されたので“新曲”とも言えますね。
ドイツのライプツィヒ市立図書館で楽譜が見つかり、発表(初演)されたのは2024年9 月19日。YouTubeなどで聞けます。早速聴きましたが、子供が作ったとは思えない完成度の高さに驚きました。
この作品はモーツァルトが10〜13歳の頃に書かれたとみられています。今で言うと小学校4年生〜中学1年生ですね。子供の生徒さん方にとっては“同世代の作品”。みんな食い入るように映像を見ていました。
「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク(Ganz kleine Nachtmusik)」とはドイツ語で、「とても小さな夜の音楽」という意味。英語表記では「A Very Little Night Music」となります。この題名はモーツァルト本人がつけたのではありません。
これまでの音楽鑑賞で、作曲者本人ではなく他人が題名をつけた曲をいくつか聴きました。名付けられた経緯は作品によって様々なのですが、今回の鑑賞でその点も体験(って言うのかな、この場合?)できました。
楽譜も手に入れました。←IMSLPからダウンロードできます。
子供の生徒さんも(ピアノで)弾けるかも???何か企画を考えてみようと思います。お楽しみに!
余談ですが、今年のNHK大河ドラマ“べらぼう”主人公、蔦屋重三郎とモーツァルトは同世代。2人が生きた時代の文化など比較してみるのも面白いでしょうね。
次の音楽鑑賞は3月。お楽しみに♪